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日本では間違いだらけー鉄道模型の規格(4) 

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▲コロラドの3フィート・ナロー・ゲージ


「ナロー・ゲージ」というテーマが「スケール規格」をさらに強固に
戦前の鉄道模型は世界的に、興味の対象がつねにその時代の最新鋭車輛、大幹線の有名列車に向けられ、ローカルなもの、ノスタルジックな車輛はさほど興味の対象になりませんでした。

しかし、1920-1940年代、米国におけるモータリゼーションの急速な発達は、地方交通線として機能していたナロー・ゲージ鉄道(世界標準軌である4フィート8インチ半に対して、3フィートや2フィート、という狭軌鉄道)の急速な衰退,廃線の嵐をもたらしました。

「古きよき時代の鉄道が消えていく!」その哀愁、ノスタルジーが「ナロー・ゲージ」への鉄道ファンの興味を呼びました。

スケール規格による鉄道模型の推進に牽引役を果たしていた『The Model Railroader』誌1941年3月号に、Hugh G. BoutellによるOナローの製作記が発表されるや、この史上最初のナロー・ゲージ・モデルの紹介は大きな反響を呼びました。

続いてこの雑誌の同年9月号にはCarroll WeisによるHOスケールでのナロー・ゲージの自作機関車が紹介される傍ら,各スケールにおける3フィート・ナロー・ゲージに対する規格線路幅が発表され,同じスケールでナロー・ゲージを模型化する場合には、スケール名の脇に小文字の「n」をつけることが提案されました。

たとえばHOスケールの場合には、スタンダード・ゲージ、すなわち世界標準軌を模型化する場合にはゲージは16.5mmとなりますが、線路間3フィートのナロー・ゲージを模型化する場合には、同じ1フィート=3.5mmの縮尺で、ゲージは10.5mmとなり、これを「HOn3」と表示する事になったのです。

Oスケールでも同様に、スタンダード・ゲージを模型化したモデルの表示は「O」、3フィート・ゲージを模型化したものは「On3」と表示することになりました。

ここに米国の鉄道模型界では「ユニ・スケール(単一縮尺)/マルチ・ゲージ(多様ゲージ)の時代が華開き,スケール(縮尺)を単一規格とする「スケール規格」の優位性が圧倒的に認知されたのです。

NMRAがスケール規格の大本山に
米国の鉄道模型界において、『Model Railroader』誌とともに、スケール規格、HO
スケールの普及に推進役となったのは、1935年に創立した「National Model Railroad Association」、通称“NMRA”でした。今年は創立75周年が、発足の地、ミルウォーキーで祝われます。

この協会は、単に鉄道模型の普及とモデラーの親睦のためだけでなく、「スケール規格」の制定と、「スケール」への理解を普及することを目的としていました。

NMRAのいう規格制定は、単に車体の縮尺と線路の幅だけでなく、車輪のバック・ゲージ(車輪の内幅)、ポイントのガード・レール(護輪軌条)の溝幅、車体の建築限界(地上構造物と車体のクリアランス)などまで細かく規格寸法を定めるものです。車輪のバック・ゲージとポイントのガード・レールが各模型メーカーでバラバラに造られていると、車輪はポイントでガード・レールに乗り上げて脱線してしまいます。

残念ながら、日本の鉄道模型メーカーの間には、どのゲージでも、こうした統一規格は現在ありません。車輪のバック・ゲージもポイントのガード・レールもそれぞれのメーカーがバラバラの独自寸法で造っているために、A社製の車輛がB社製のポイントで脱線してしまう、ということがしばしば起きていますが、メーカーはすべて他社のせいにして、統一しようという話し合いは全く行われません。ユーザーもコレクションが主体で、実際に走らせるケースが少ないので、それをほとんど問題にしない⇒だからメーカーは自社の都合を押し通す、の悪循環を繰り返しています。

つまり、「自社の都合」はあっても「全社共通規格」が無いのが、日本の鉄道模型製品なのです。これが、いまに至るも、米国の鉄道模型と日本の鉄道模型の本質的な相違です。
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